タイトル付けが難しい
こんにちは!AnotherVision9期のでぃーらいゔ*1です!
文章が長いので、サクっと自己紹介をします!
ハンドルネーム:でぃーらいゔ*2
他の所属サークル:ボルダリング、スカッシュ
もう12/29です。既に何人もの方々が面白く、引き込まれ、ドキドキする文章を書き上げてます。
そんな中、僕が何を書くのかというと…
ズヴァリ*4!好きなものの話です!
正直何の捻りもないのですが、どうしても書きたいのです。
動機は「同士を見つけたい」というもの。ストレート過ぎますね。
生まれてからの19年*5で同士を見つけられなかったものが多々あります。
多くの人の目に触れるであろうこの場で僕の好きなものを紹介して、共感してくれる人と繋がりたい、というのが僕の野望です。
それぞれについてたくさん語れてしまいそうなので、ポイントを2つに絞ります。
①触れたきっかけについて
②「タイトル」や「名前」について
僕の好きなものにはストーリー性のあるものも多く、ストーリーの魅力を語ろうとするともれなくネタバレ*6なので、今回は「タイトル」と「名前」で魅力を語れたらいいな、という試みです。
試しに「謎解き」をテーマにやってみます。
①小学生のころ、知識ではなくいわゆる「ひらめき」が必要なクイズ番組が大好きだったのが全ての始まりです。謎解き公演の存在は中学、高校のころには知っていましたが、どうやって参加するのかよく知らず、なかなか一人で行く勇気もなく、比較的お金がかからず、参加がしやすいweb謎や周遊謎をやるようになりました。そしてAnotherVisionに入ってからは、公演経験を積んでいます。
そういえば初めての周遊謎で、最初の謎を解き次の目的地へ向かおうとすると、「この謎が解けないんですが、教えていただけますか?」って突然男の人*7に話しかけられ、そのまま流れで最後までご一緒したことがあります。あの時「謎解きって人と人が繋がるいいコンテンツだな」と思ったことも、一つのきっかけかも知れませんね。
②謎解きをプレイした、あるいは制作した人なら分かると思いますが、「タイトル」って大事ですよね。見ただけでやってみたくなる魅力的なものもあれば、クリアした時に真の意味に気づいて思わずため息が出てしまう美しいものもあります。
と、こんな感じでサクサク*8やっていこうと思います!
話す順番は僕が勝手に判断した「同士が見つかりやすそう」順です。
それでは早速語っていきましょう!
エントリーNo.1 仮面ライダー
特撮は毎週観てます。色々な特撮作品がある中で、1番追えているのが仮面ライダーです*9。特撮が好きな人は結構周りにいます。
①小学生時代、見始めたのが周りより若干遅く、観た記憶がある最初の作品は「仮面ライダーディケイド」。そこから「仮面ライダーフォーゼ」までの4作品を観て、一度このジャンルから離れました。しかし、中学1、2年のころに再びブームが到来。過去の作品をレンタルしたりYouTubeで観たりして*10、今に至ります。
②仮面ライダーといえば、それぞれの名前にもストーリー性や面白さがありますが*11、今回着目したいのは「各話のタイトル」です。アニメやドラマと同様に、仮面ライダーの中にはとても特徴的で面白いタイトル付けのなされた作品が数多くあります。その中でも僕の好きな作品を2つ紹介します。
「2人で1人の仮面ライダー」、「動植物以外の概念モチーフの敵」*13といった斬新さがありながら、毎回2話で完結し、話の流れが追いやすいという特撮を初めて見る人にオススメの作品です。この作品、例えば最初の2話であれば、第一話が「Wの検索/探偵は2人で1人」で第二話が「Wの検索/街を泣かせるもの」という感じで、基本的には各話のタイトルが「(2話共通のタイトル)/(サブタイトル)」みたいな感じになっています。2話共通のタイトルにはアルファベット1文字が含まれます。本当に毎話毎話タイトルがカッコ良くて、まさしく「探偵もの」という感じ*14。
僕の1番好きな作品です。こちらも敵の個性が強めで、何より「バイクに乗らないライダー」という斬新さ*16を持った作品です。こちらも基本的には2話完結で分かりやすい「刑事もの」路線です。こちらの各タイトルの特徴は、「5W1H」です。最初に疑問や謎が掲示されるのはストーリー展開の王道ですね。その「答え」は何処にあるのか、主人公はどんな「答え」を出すのか、そんなワクワクを毎回与えてくれます。第一話のタイトルは「俺の時間はなぜ止まったのか」です。ここから動き出す物語を一緒に追いかけてみたくなる、第一話に相応しいタイトルです。
普段は「カッコよければ何でもいいや!」というスタンス*17で観てますが、特にこの2作品はストーリーとしても好きです。
エントリーNo.2 ミステリー小説
ミステリー小説を読む、という人は多いと思いますが、一口にミステリーと言ってもジャンルが幅広く、奥が深いために同じ作品を愛する人に出会うのは至難の業ですね。今回は好きなシリーズを中心に紹介します。
①もともと推理もののアニメやドラマが好きだった僕が最初に買ったのは「謎解きはディナーのあとで2」(著:東川篤哉 小学館)*18の単行本でした。ドラマを観てその面白さに惹かれて買いました。表紙の質感とか綺麗で独特なイラスト*19がすごい好きです。
そこからミステリー小説にハマり、STシリーズ(正式名称は「ST 警視庁科学特捜班」著:今野敏 講談社文庫)*20、「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ(著:知念実希人 新潮文庫nex)*21、「浜村渚の計算ノート」シリーズ(著:青柳碧人 講談社文庫)*22、S&M、Vシリーズ(著:森博嗣 いずれも講談社文庫)*23と多種多様なミステリーを読んできました。
②先程紹介したものを中心に書いていきます。
・「謎解きはディナーのあとで」シリーズ
変わったキャラクターを描いているために各話のタイトルも特徴的です。シリーズ最初の作品のタイトルが「殺人現場では靴をお脱ぎください」であるように、この独特の世界観にぴったりな感じです。
・STシリーズ
STチームの名前に色が含まれます。個性的なメンバーの集まったSTチームの多種多様さと、チームの一体感が表現されているように感じます。「赤の捜査ファイル」など、メンバーの「色」と対応した物語があります。
・「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ
作品テーマでもあるような「不可思議な現象」をイメージさせるようなタイトルが多いです。「吸血鬼症候群」や「魔弾の射手」など、メディカルミステリーのイメージとは離れつつも、内容の気になるタイトルが多いです。一方で、「推理カルテ」シリーズ最初の作品のタイトルは「泡」と極めてシンプルなのも、「最初の作品」という感じがして面白いです。
・「浜村渚の計算ノート」シリーズ
数学チックなワードが各話のタイトルに含まれることが多いです。有名な作品と掛け合わせたものもあります。個人的に好きなのは、「アイシテルの正弦*24」とか、「つるかめ家の一族」とか、「事情だらけの総合病院」です。面白さ重視なタイトルに見えて、しっかり内容に沿っているところがこのファンタジックな作品の凄いところだと思います。
・S&M、Vシリーズ
著者の森博嗣先生の作品は英語の副題がつくものがほとんどです。僕は「封印再度 WHO INSIDE」「夢・出会い・魔性 You May Die in My Show」のように、洒落の効いているものが好きです。S&Mシリーズの第一作と最終作が「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」と「有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER」で英語のタイトルが対照的なのも好きです。各話のタイトルだけでなく、各章のタイトルも詩的で素敵です。それから、Vシリーズの登場人物の名前はみんな字面が凄くて好きです*25。
エントリーNo.3 デュエル・マスターズ
今年で20周年を迎えた、大人気カードゲームです。周りにも何人か知っている人がいますが、最近のカードに詳しい人は少ないです。
①小学生の頃に読んでいたコロコロ(小学館)の影響は大きいです。主人公の切札勝太がデュエマで活躍する漫画(作:松本しげのぶ)も面白かったですが、デュエマの世界のストーリーを描いた漫画(「ストーリー・オブ・デュエル・マスターズ」(作:伊原しげかつ)など)も面白かった思い出があります。最近はデュエプレをそこそこやっていますが、パックやカードを買って実際にプレイすることはありません。そんな僕のデュエマの楽しみ方は、公式サイトのカードリストを見てデザインを楽しむことと、フレーバーテキストを読むことです。フレーバーテキストとは、カード能力が書かれた部分よりさらに下にある、デュエマの世界の物語が描かれていたり、そのカードにまつわる内容が書かれていたりする部分です。僕の好きなフレーバーテキストは「冥界を統べる新月のハーデス」の『孤独の冥(訳:彼に触れた者はみんないなくなりました)』や、「熱核連結 ガイアトム・シックス」の『本来あるべきものの代わりに神核に収まったのは、冷たき熱血だった。』です。
②デュエマのカードも名前がとても面白いです。今期の「王来篇」は特に面白いです。まずはこちらのカードを紹介します。画像は公式サイト
https://dm.takaratomy.co.jp/card/
のカードリストのものを使います。
《伝説の禁断 ドキンダムX》
「伝説」かつ「禁断」という名前の力強さ、古代文字のような「X」が封印されし存在の強大さを表現しています。
《時の法皇 ミラダンテXII》
時を象徴する時計の文字盤のデザインが美しく、名前に刻まれた「XII」がカッコいいです。
強過ぎて公式大会では1枚も使用できない、というまさに「無双」なカード。種族がアース・ドラゴンであることを示す「無双」と、アーマード・ドラゴンであることを示す、「竜機」を合わせたこの名前が、時を経てこのカードにふさわしい称号を与えているような気がします。
《禁断機関 VV-8》
同じ「禁断」でもドキンダムXとは異なる、メカニカルなデザイン。封印された兵器のような「VV-8」のナンバリング。鍵が回転して力が全開放されたデザインの方も好きです。
みんなかっこいいカードで大好きですが、今回本当に見せたいものはこれらではありません。
僕が紹介したいのは、「王来篇」のこちらのカードです。
《禁時混成王 ドキンダンテXXII》/《禁断竜王 Vol-Val-8》
今期の「王来篇」は20周年に相応しく、過去に伝説となった者たちの魂を受け継いだ「レクスターズ」と、彼らの肉体だけを組み合わせることで生まれた、魂なき存在である「ディスペクター」の戦い、というストーリーになっています。個人的にはディスペクターのデザインが好きで、特にこの二つの名前はすごく好きです。
まず《禁時混成王 ドキンダンテXXII》ですが、やはり最初に感心してしまうのは「X」と「XII」を合体させるという発想。そしてもう一つ、ドキンダムとミラダンテという対立する存在を組み合わせることで、「キンダン」の文字列が名前の中に完成するところは、偶然の産物か仕組まれたものかはわからないにしろ、背筋が凍る思いがします。
そして《禁断竜王 Vol-Val-8》。全く異なる時代に生まれた存在でありながら、「ターンを追加する」という能力、そして名前の親和性が抜群です。強過ぎて禁じられたドラゴンの王と、封印されし禁断の機械が、時を経て最強の存在として帰ってくる、そんな数年越しの伏線回収を見た気分になります。
エントリーNo.4 嵐
言わずと知れた国民的アイドル。僕はとにかく曲とライブの演出が好きです*26。
①きっかけは親が買った10周年記念アルバム「5×10」を車の中でずっと聴いていたことです。今思えば「サクラ咲ケ」が最初に覚えた嵐のラップ*27でした。
②基本的にアップテンポの曲*28と暗めの曲*29が好きですが、曲名という観点で言うと、「Sakura」が好きです。桜を名に冠する曲は数多くありますが、この「Sakura」は他とは一線を画す雰囲気を持つものであり、それでいてしっかり「桜」をイメージさせる曲となっています。それから2020年の大晦日のコンサートで歌われた「The Music Never Ends」はタイトルからいろいろな想いの強さが伝わってくるので好きです。
それからもう一つ。
「嵐 探し 辺り騒がしい その凄まじい 騒ぎ まさに 嵐」
これは「嵐といえばラップ!」と思っている僕が大好きな、嵐の複数の曲のラップ詞で使われているフレーズです。口に出してみれば分かる通り、このフレーズはめちゃくちゃ韻を踏んでいます。このフレーズが生まれたのはもう10年以上前のことですが、当時はただ自信に満ち溢れた歌詞に過ぎなかったのに、今聴くとずっとリアルなものに感じられます。
エントリーNo.5 逆転裁判
「異議あり!」でお馴染みの法廷バトルアドベンチャーゲームですが、実際にプレイした方は意外と見つからなくて*30、本当に同士を探しています。ちなみに未プレイなのは「逆転検事」シリーズと「逆転裁判vsレイトン教授」だけです。初めての方にはNintendo Switchで発売中の「大逆転裁判1&2」が本当に本当にオススメです。オリジナルストーリーなので、他のシリーズを知らなくても話が理解でき、この2作でしっかり完結します。あと、とにかく面白いです*31。いかなるネタバレも踏まずにプレイして驚き、感動して欲しいので、ジャケットすら見ずに目を閉じて買ってください(ムリ)。
①最初にプレイしたのはもちろんシリーズ1作目の「逆転裁判 蘇る逆転」です。たまたま親のスマホに入っていたゲームを小学生の頃に遊んでハマり、そのまま2、3をプレイ。中学生の頃に初めて3DSでプレイしたのが「大逆転裁判」*32。その後、4、5、6、大逆転裁判2もプレイしました。
②通常の「逆転裁判」といえば、各話のタイトルに「逆転」とつくのが共通ルールです。「蘇る逆転」、「失われた逆転」、「さらば、逆転」なんていかにもなタイトルもあれば、「逆転サーカス」、「逆転学園」、「逆転マジックショー」、「逆転寄席」なんてかなり「なんでもアリ」感の漂うタイトルも多いです。とにかくキャラクターの個性が強く、何シリーズ出ても飽きない魅力がタイトルにも現れています。
一方、どの作品でも共通しているのが「安直すぎる」登場人物の名前です。そもそも初代主人公が「成歩堂 龍一 (なるほどう りゅういち)」です*33。お陰で主要な人物の名前を忘れません*34。その辺りも各キャラクターへの親しみやすさに繋がっているのかな、と思います。
やっと終わりました。ここまで読んでくださりありがとうございます!
改めて言わせていただきますが、僕はずっとこれらの趣味の合う同士を探しています。
もしこれらのものが好き、もしくは少しでも興味がある、という方は是非是非twitter(ID: @D_rive_five)等で連絡お願いします*35!
*2:英語で書くとD-riveなので、「ゔ」のほうが近そうですが、由来(後述)を考えると「ぶ」でもいいような。本人は全く気にしていません。とりあえずは「ゔ」です。
*3:マジで初公開
*4:ここでピンときた方、その予想は多分あってます。
*5:サラッと年齢公開
*6:本当に困る。
*7:後から事情を聞くと、彼は別のパートを担当する子供と同時並行でプレイしていたお父さんでした。
*8:既に1000文字オーバー。
*9:逆に全く観てないのがウルトラマンで、戦隊ものは時々観ます。好きな戦隊は「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(映画じゃないよ!)です。
*11:最近だとエビル(evil)とライブ(live)とか。上手に同じ人物の光と影を表現しているところが好きです。
*12:僕と同世代の人は結構見てたのでは?
*13:僕は敵の個性が強い特撮が好きです。
*15:これが僕のHNの由来です。
*16:最近では毎年何らかの斬新さを感じている気がします。
*17:ちなみに僕の好きなライダー映画第1位は「Over Quartzer」です。納得できたでしょうか。
*18:ザックリ言うと「お嬢様刑事×名探偵執事」です。同じ著者の本だと、「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?」(文春文庫)で始まる魔法使いシリーズが大好き。シチュエーションの日常感と設定の非日常感のバランスが絶妙。
*19:中村佑介さんのイラストは他の作品でも見ます。どれも好きです。
*20:ザックリ言うと「癖つよチーム大活躍!」です。大人向けの刑事もの。
*21:ザックリ言うと「天才女医の診断」です。彼女は病気にも不可解な謎にも的確な診断を下してくれます。同じ著者の「神酒クリニックで乾杯を」(角川文庫)も、STシリーズに似たチーム感があって好きです。
*22:ザックリ言うと「数学少女vs数学テロリスト」。いろんなド派手な事件が起きますが、そこまで暗い気持ちにならずに読めると思います。著者の青柳碧人さんは不思議な世界を描くのが得意な人で、他の作品では昔話とミステリーを掛け合わせた「むかしむかしあるところに、死体がありました。」(双葉文庫)などがあります。こちらはちょっとブラックユーモアな感じ。
*23:ザックリ言おうとしましたが、言えませんでした。著者の森博嗣さんの使う比喩が好きです。ミステリーを読んで難しい!となった方は「工学部・水柿助教授の日常」(幻冬舎文庫)シリーズがおすすめです。独特の比喩はそのままに、エッセイ風のストーリー展開になっています。
*24:きっと何年たっても愛されるタイトルでしょう。
*25:「小鳥遊練無」とか、「香具山紫子」とか。正しく読めるかな?
*26:ライブを見たことがないよ、と言う人は嵐の公式チャンネルにライブの映像がいくつか上がっているので一曲だけでも見てみてください!
ARASHI - ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」 - YouTube
*27:テレビで歌われるような曲だとあんまり目立ちませんが、結構ラップパートのある曲が多いのが嵐の特徴です。
*28:「COOL & SOUL」とか「Attack it!」とか
*29:「マスカレード」とか「TWO TO TANGO」とか
*30:「逆転裁判」シリーズの主人公3人全員言える人でさえ少ないかも。
*31:プレイ後にある人の名前を叫びたくなります。
*32:誕生日プレゼントでした。
*33:調べると他の案もあったようです。もっと安直です。
*34:それ以前にキャラが濃すぎて忘れようがないけど。
*35:アカウントはこのために作ったと言ってもいい。