カフェで紡ぐ物語

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは!!!

AVCC18日目です!

9期のがむと申します!!!!*1

はじめましての方も、もう知ってるよという方もいると思います。ちょっとだけ自己紹介させてください!

 

ハンドルネーム:がむ*2

TwitterID:@Escape_Gamu(これ、EsvapeGameをもじっているのですが、指摘された事は一度もないです。悲しいです。)*3

将来の夢:隠し扉のある家に住み、子どもが12か15になったら、「お前にもこの家の秘密を教えるときがきたか……」と隠し部屋の存在を明かすこと。*4

最近の悩み:パソコンのキーボード何故か壊れます。ただいま、SとAがない状態で書いています。つらい。書きづらすぎる。

 

さて、僕は、今ひっじょーーに悩んでおります。

察しの良い皆さんなら、わかっていられるかもしれません。

そうです、何も決めずにこの記事を書き始めているのです。

まじでどうしよう。(ちなみに、今は投稿予定日の19時です、やばいね!)

いや、ちがうんすよ、初めてこんな感じのブログを書くと言うことで、自分の趣味とか最近あった面白い話とか*5書こうと思ったのですが、なんかなぁというかんじで……

 

とりあえず、家にいてもやる気でないし、喫茶店にでも行って書くかと思ったんです。

 

そこで、僕、思い出したんです。

昔、だれか小説家の方が、「ネタが思いつかなかったら、喫茶店に行く、そこで周囲の人たちの声に耳を傾けたら、使えるお話が転がっているはず。そう、現実は小説よりも奇なりなのだ」と。*6

 

 

 

 

それだ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

ということで、「勝手に周りの人の話、盗み聞いちゃうぜ作戦」をしようと思います!

いえ~~~~い、盛り上がってきましたね!

(流石にモラルが低すぎる行いになってしまってはダメなので、適度にぼやかすつもりです。)*7

 

さて、こんな感じで進めていきます↓

①カフェに行く

②人々の会話に耳を傾ける

③それをネタにして、小説風のストーリーを書く

④たのしいね

 

完璧ですね。間違いないです。

そして、そして、そして、

本日の決戦の舞台はここだ!!!!!!!!!

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ドトール新木場メトロピア

この喫茶店ですね、僕の記憶が正しければ、程よい広さで程よいBGMがかかっていて、他の方のお話に耳を澄ますのにいい感じなんです。

それに、なにより、ここ、駅の中の喫茶店なんですね。駅と言えば色々な人が来ますよね。待ち合わせをしている人だったり、予定と予定の間の暇つぶしの人だったり、受験期の高校生だったり。

きっと様々な人の事情や物語が交差する、そんな場所。

よくないですか!

!!

ただ、実際にドトール新木場メトロピア店に行った僕は驚くべき光景を目にすることになります。いや、耳にするといった方が、正しいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

女子高生達の会話がうるさい!!!!!!!!!!!!!

*8

 

 

 

 

 

 

 

なんで!!!!!僕は、静かな喫茶店で繰り広げられる様々な人間関係を見たかっただけなのに!!!!ここには、程よく5人ほどの人がいるのに!!!皆全然しゃべってない!なんで一組の女子高生の会話、しかも恋バナしか耳に入ってこないんですか!!!!!

 

え、「マックの女子高生」ならぬ「ドトールの女子高生」と対峙しているわけですか……え、すごい、都市伝説じゃなかったんだ……

 

ただ、心の中でわーわーわめいても、女子高生の電話は止めることは出来ません。

ましてや恋バナです。

たとえ、松岡修造さんの大声とガッツを持っても、彼女たちの会話を止めることは出来ないでしょう。*9

 

仕方ありません、方針転換です。

①カフェに行く

②今店内にいるお客さんを勝手にモデルにして、彼らから見た女子高生たちの会話内容の捉え方を考えてみる。

③小説風に書き上げてみる。

④もっとたのしいね

これでいきましょう。きっといけます、いい感じです、知らんけど。

なお、語り部達の設定に関しては、僕の完全な偏見と妄想です。

モデルとなった方々、非常に申し訳ないです。ごめん!許して!

 

本日、女子高生達の会話に挑戦するのは、こちらの2名の方々です!!!

❶女子高生右:スマホ片手にカフェラテを飲む20代後半と見られる男性

❷女子高生向かい:パソコンの画面を食い入るように見ている30代前半とみられる女性。

 

それでは、早速書いていきます!!

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~❶スマホ片手のカフェラテ青年の場合~

その日は朝から調子が悪かった。

調子が悪かったというか、いいことが何もなかった。

暖房を付けたまま家を出るし、ぼーとしてたら車にクラクションを鳴らされるし、カラスには鳴かれるし、彼女はまだ来ないし。

ぬるくなってしまったカフェラテを飲んで、携帯を眺める。

「ごめん、今家出た」

20分前に彼女から来たLINE。既に約束の時間に遅れているのに、たったそれだけ。

イライラした気持ちを抑えるように、深く息を吸う。

ただ、吸った空気は吐かなければいけなくて、結局ため息のようになってしまう。

あーあ、久しぶりのデートだったんだけどな。まぁデートと言ってもご飯食べながら、今度のクリスマスの過ごし方を一緒に決めようって話なだけだけど。俺が勝手に浮かれてただけだったのかな。

二度目のため息が出る。

最近二人の会話がめっきり減ったような気がする。コミュニケーション自体がなくなってしまった。もう、ダメなのかなぁ、俺たち。そんなわけはないんだけど、そういう考は一度考えてしまうと止められなくなって、なんだか胸がからっぽになった気がして、つい鞄を抱きしめてしまう。できる

だけ胸の近くで、ぎゅっと抱きしめる。そうすると、ちょっとだけ満たされた気持ちになる。

三度目のため息をしようとしたとき、すぐ左から声が聞こえた。

「えー、もうクリスマス来週だよ?来週!」

隣の女子高生グループの声のようだ。テンションの上がる話題になったのか、急に声が大きくなった。盗み聞きをする気はなくても、自然と耳に入ってくる。

「えー絶対向こうも絶対ユイの事好きだって!自信持ちなよ!」

どうやら、ユイという女の子の恋愛相談をしているらしい。

若いなぁ。こっちは別れ話すらも考えているのに、そのギャップになんだか切なくなる。

「まぁそうなんだけどね……私たち、イルミネーション見に行こうって言ってるんだけど、やっぱ、そうかな」

「うん、そう!!!イルミネーションなんて好きな相手としか行かないんだから」

赤の他人の恋バナもいいものだな。俺は心の中で全力でうなずく。あれぐらいの歳で、クリスマスにイルミネーションのデートなんて明らかに定番のシチュエーションだろう。

「あんた達、部活一緒で仲いいんだから、会話にも困らないでしょ?1年生で一番仲いいじゃん。うち、そういうわかるんだから」

その「うち」ほどの自信は俺もないが、確かにその通りだと思う。俺はいつの間にか、もう既に話に聞き入ってしまった。

「会話止まったらどうしよう……」

「ユイ」さんの不安そうな声にドキッとする。

「あのね、沈黙にも2種類あるの、嫌な沈黙と心地よい沈黙。大丈夫だって」

想像以上にはっとなるような話を聞いて、俺はびっくりしてしまった。

なるほど。「うち」、なかなか聡明である。

そうかもしれない。本当にそうかもしれない。

俺とあいつだって、会話自体は減ったかも知れないけど、それで仲が悪くなったと考えるには、少し早いかも知れない。なんだか寂しくなってしまったが、それだけが悪いというわけではない。

あまりにも単純なことに俺は気づけていな

かったのかも知れない。

自然と笑みがこぼれてきた。うん、そうしよう。あの頃みたいに、もう一度イルミネーションを見に行こう。そこで、嫌な沈黙が生まれたら、その時はきっともうそういう時期なんだ。でも、きっと、僕らは大丈夫。また、くだらない話で笑いながら、一緒にいられるはず。なんなら、きっと沈黙でも楽しいはず。

いつの間にか女子高生たちの会話は、欲しいコスメの話に変わっていた。

まるで魔法の呪文のようなブランド名。俺にはその響き達が心地よかった。

彼女へ、もう一度LINEを打つ。

「ね、やっぱイルミネーションとかどう?」

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はい、こんな感じにしました!!!

結構きれいめの服を来た格好いい男の方だったので、思い切って恋愛系の話に!

これ、結構楽しいですね……!

では、お次の方!

 

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~❷パソコン見つめる女性の場合~

どれだけ探しても、ないものは、ないようだった。

今日は12月18日。世はクリ

スマスだ年末だと浮かれているような空気だが、全国のお父さんお母さんには、大きなミッションがある。

こども達へのクリスマスプレゼントだ。

いかに欲しいものが何かを突き止めるか、いかにそれを用意するのか、そして、いかにクリスマス当日まで隠し通すか。これら全てのクエストをクリアして初めて、このミッションはクリアだ。

と言えるのだ。今年は、夫も自分も仕事の繁忙期が12月にかぶり、まだ余裕のあった私がプレゼント担当になった。

私は完全に甘く見ていた。今年、小学校に上がった一人娘は、動物のぬいぐるみにはまっている、おそらくサンタさんにもそれをお願いするだろう。その動物が欲しいかが分かったら、それを手に入れるだけだ。そう思っていたのだ。

ただ、昨晩の私ができうる限り最高に何気なくヒアリング調査を行った所、彼女は衝撃の回答を出したのだ。

「翼の生えた空飛ぶライオン」

はいはいはい、ちょっと待って欲しい。

なんで????

何かのアニメのキャラかとも思ったが、どうやらそうでもないらしい。

完全にオリジナルキャラでかつキメラ。(こんなこといったら怒られてしまうけど)

様々なネットショップを見たが、良さそうな物は一つもない。

いくら探してもこの世にないものはないのだ。私は完全に頭を抱えていた。他の物にいようか、まだ一週間ある。今ならまだ間に合うはずだ。

ると、前の方から大きいかわいらしい女の子の声が聞こえた。

「今年は絶対サンタから絶対にアイシャドもらうって決めてるんだ、ユイは?」

「あ、うち、もうサンタさん来ないんだ」

「あ、そっか、そうなんだ」

なんだか悲しい会話が聞こえた気がする。

私は、そこにいるユイちゃんに思いを馳せる。確かに、いつからサンタってこなくなったっけ。自分のことはあまり覚えていない。ただ、うちの子が、あれぐらいの歳になった時にどうするかは考えないといけないのかも知れない。

「ま、ユイはあいつからプレゼントもらえるからね」

「え、わかんないよ、絶対持ってこないと思うよ」

「えー、そんなことないでしょ。何もらいたいの?」

「え?うーーん、わかんないけどハンドクリームとか?」

どうやら気になる男の子の話もしているらしい。そういえばさっきからデートが云々とかイルミネーションが云々とかの話をしていた気がする。

ただ、ハンドクリームはなかなか買う高校男子はいないだろうな。相手の子もそう思ったようで、難しそうな顔をしている。

「きっとあいつプレゼント悩んでると思うよ、ユイはなんかあげるの?」

「なんか最近手が寒いって言ってたから手袋とかどうかなって。とりあえず今編んでる。」

つい、聞き入ってしまう。娘もこんな話をするときがくるのだろうか。

「今ね、こんな感じ」

「え、すご、これ、アイツのイニシャルも入れてるの?」

「そう、ま、向こうが使わなかったら最悪私がつければいいかなって。イニシャル同じだし」

なかなか手のこんだことをしている。これは完全に恋する乙女のものだろう。

相手の子も、ニヤニヤが抑えられないみたいだ。誰かを思ってプレゼントを用意する女の子の顔は、すごく輝いて見えた。

その顔を思い浮かべながら、私は娘の事を思い出していた。

私も、空飛ぶライオン、作ってみようかな。多分、押し入れに綿とか針とかあったはず。翼をライオンにはやすぐらい、きっと私でも、頑張ったら出来る……気がする。

 

既に電源を落としたパソコンの黒い画面には、あの子と同じ表情の私が映っていた。

 

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はい、以上です!!

長くなっちゃった!

 

ここに書いた内容のうち、各登場人物の感情や設定は全て妄想です。女子高生達の会話内容自体は、すこし変えたところはありますが、ほとんど実際に聞こえた物と同じ物を使っています。

この時期だからこその、様々な妄想と設定を盛り込んでみました!

 

久しぶりにこういうの書いたんですが、楽しいですね。

ちょっと、これからも気軽にこういう文章とか空間・環境でしか作れないような物を書いていきたくなっちゃいました。是非またお付き合いくださいね!

ここまで長文読んでくださ

り、本当にありがとうございました!

 

あ、ちなみに、何がヤバいかっていうと、結局自宅にお持ち帰りになって、この文章を実際に今書いているのは、もう日付超えて明け方なんですよね。あれ????????

 

ほんっとうにすみませんでした!!

では、また!!!!!

 

追記:

今、同じ日に投稿する、8期の沙穂の方の記事を見たら、まじで似たようなことしてますね、うける。しかも遅刻してるところまで一緒じゃん、パクらないで欲しい。(ごめんなさい)

リンク貼っておきますね、是非向こうのやつも読んでください!!!

こちらからご覧ください

*1:「がむ」の「が」がよく助詞に見えるので

*2:先に言っておきますが、別にガムはそこまで好きじゃないです

*3:ここ、テストに出ます。

*4:なんで、子どもが主人公の物語って、3の倍数の年齢が多いんですかね

*5:実家がクレープ屋を始める、という面白現象についてはまたまた今度どこかで。

*6:ごめんなさい、最後の1文は盛りました、多分そんなこと言ってないです。

*7:これで、何も思いつかなかったらやろうと思っていた、過去の卒業文集の黒歴史を掘り返す企画をやらずにすみました、あぶないあぶない

*8:沢山改行してこうやるやつ、多用してます

*9:なんかその女子高生がテニスラケットをもっていたので、つい彼を出してしまいました、ごめんなさい、わかりにくくて